トルクメニスタン伝来の名馬「汗血馬」が雄姿を披露―北京市

2007年9月22日、歴史上の名馬「汗血馬」が北京市の世紀鐘広場に登場し、観衆を湧かせた。中国馬業協会が主催した「汗血馬の夜」というイベントで、3頭が見事な雄姿を披露した。

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「汗血馬」の原産地は現在のトルクメニスタン。前漢時代に司馬遷が著した「史記」に「西域から戻った張騫によると、西域には名馬が多く、汗血馬と呼ばれる」とあり、当時から希少な名馬として語り継がれている。血のように鮮やかな色のたてがみをなびかせて走ることが命名の由来とも言われる。

現在、世界でもわずか3000頭ほどになり、そのうち約2000頭は今もトルクメニスタンで飼育される。同国では国の宝と称され、国旗や貨幣に施されるほど。今回披露された3頭は北京市内の企業が所有するもので、これ以外に同国から中国へ寄贈された2頭と合わせてわずか5頭しか中国国内にはいない。（翻訳・編集/WF）