2015年7月27日、英紙フィナンシャル・タイムズの報道によると、韓国政府は27日、中東呼吸器症候群（MERS）について、最後の1人となった隔離対象者の隔離措置を解除した。

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韓国政府は27日、韓国国内で感染が拡大したMERSについて、最後の1人となった隔離対象者の隔離措置を解除したことを明らかにした。MERS感染が発覚してからこれまでに1万6000人以上が隔離された。現在12人が治療中だが、陽性反応が出ているのは1人だけだという。隔離対象者がゼロになり、新たな感染者が3週間以上出ていないことから、韓国政府は今週にも、韓国独自の判断による、事実上のMERS終息宣言を発表する見通しだという。世界保健機関（WHO）の基準では、最後の陽性患者の体内からウイルスがなくなり完全に回復したと判断するには4週間を要するとしており、WHOによる正式な終息宣言は8月下旬になる見込みだと伝えている。（翻訳・編集/蘆田）