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21日、中国の放送・映像監督当局は20日、具体的な規制措置を通達した。テレビに氾濫する低俗な番組に対し、よりいっそう厳しい措置に乗り出した。写真は国家広播電影電視総局。
2007年9月21日、中国の放送や映像を司る国家広播電影電視総局は20日、具体的な規制措置を通達した。テレビに氾濫する低俗な番組に対し、よりいっそう厳しい措置に乗り出した。国家広電総局は先月23日、視聴者参加型の整形番組『美麗新約』に打ち切り命令を下し、話題になっていた。
通達は、「近年、視聴者参加型の番組が登場し、新しい番組形式として内容、手法に有益な試みが行われた。しかし、一部の視聴者参加型の番組では、内容の設定、審査員や出演者の発言などに低俗で、公序良俗に反するものがみられる。また、それに対する視聴者の苦情も出ている。」とし、具体的な措置を求めた。
番組内容、出演者、司会者、審査員、ゲスト、投票形式などに対し詳細に要求してあり、その中でも司会者に対しては、番組中に個人的な感情や良し悪し、また自己表現をしてはいけないとし、出演者、ゲスト、審査員などに対しては、「哥、姐、弟、妹(それぞれ親しみを込めた多少ぞんざいな第二人称)」などの私的な呼称を差し控えるように要求した。また、それぞれ皮肉やお世辞、からかいなどの言動も禁じられた。各放送局は通達を真摯に受け止め、健全な番組制作を行うよう求められている。(翻訳・編集/YO)