アジア統一通貨に「人民元」の可能性、日本との経済融合も必要に―マンデル教授

Record China    2007年9月21日(金) 8時53分

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19日、ノーベル経済学賞受賞のマンデル教授がアジアの経済発展のために統一通貨の必要性を説き、将来人民元が統一通貨になる可能性を示唆したとの報道があった。

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2007年9月19日、中国のニュースサイトは1999年にノーベル経済学賞を受賞した米コロンビア大学のロバート・マンデル教授の言葉を紹介した。

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香港理工大学のフォーラムに参加したマンデル教授は、現在アジア地域で流通している通貨があまりにも多種にわたっており、これが地域の経済発展の妨げになっていると指摘。経済のグローバル化が進む中で、アジアにも欧州の統一通貨ユーロのような通貨が必要だと語った。

同教授はさらに、人民元が将来アジア地域の統一通貨となる可能性も示唆。そのためにはまず人民元がどんな場所でも両替・流通可能な通貨とならねばならず、次に中国は日本との経済融合化を推し進める必要があると説いた。

教授によると、アジア開発銀行(ADB)は同地域の統一通貨に関する研究を現在進めているが、実現にはあと30年はかかるとのこと。(翻訳・編集/本郷智子)

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