8割が「飲み水に不安」、97%が「水質汚染が深刻」と認識―中国

Record China    2007年9月20日(木) 18時9分

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2007年9月、中国青年報・社会調査センターなどが行った共同調査によると、中国では97.2%の人が水質汚染が深刻だと考えており、83.7%が飲み水に不安を感じている。

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2007年9月、中国青年報・社会調査センターと騰訊網・ニュースセンターが共同で行ったアンケート調査によると、97.2%もの人が水質汚染が深刻だと考えており、83.7%の人が飲み水に不安を感じていることが分かった。

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調査には8238人が参加した。調査結果によると、97.2%もの人が「現在の水質汚染は深刻」だと考えており、うち68.4%が「非常に深刻」だと回答した。「水質が以前より悪化した」と回答した人は89.6%で、うち62.9%が「非常に悪化した」と答えた。また、「自分の飲み水に不安を感じる」と回答した人は83.7%にも上った。

今年に入り、中国では各地で水質汚染事件が多発している。太湖や巣湖などでは藍藻が大発生し、江蘇省沐陽県では川の上流の汚染により数十万人が断水被害に遭った。このほか、安徽省、甘粛省、陝西省、河南省など、多くの省の川や湖が重度の汚染に見舞われ、住民の飲み水に影響を及んでいる。

先月26日、国家環境保護総局の周生賢(ジョウ・ションシエン)局長は第10回全人代常務委員会の第29次会議で、「川はみな干乾び、水があってもみな汚染されている」との言葉を用い、一部地域の水質汚染の現状を説明した。周局長によると、全国の都市の約半分で地下水汚染が深刻で、また3億人の農村人口の飲み水の安全性に問題があるという。(翻訳・編集/藤野)

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