日本旅行の一番の思い出を聞くと、息子は必ずこの話をする―訪日中国人

配信日時:2015年7月19日(日) 7時50分
日本旅行の一番の思い出を聞くと、息子は必ずこの話をする―訪日中国人
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17日、中国のインターネット上にこのほど、日本を訪れた中国人観光客が、現地で道に迷ったときの出来事をつづった文章が掲載された。写真はパトカー。
2015年7月17日、中国のインターネット上にこのほど、日本を訪れた中国人観光客が、現地で道に迷ったときの出来事をつづった文章が掲載された。

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その日、山梨県にいた私たちは、夜にスーパーに行くことにした。私たちが泊まったホテル平成からアピタ石和店までの道順をガイドが教えてくれた。ガイドが「大通りを行ってください。細い道を行けば早いかもしれませんが、大通りの方がわかりやすいので」と言ったので、私たちは10分ほどの道を歩いてスーパーに向かった。

時刻は午後8時半くらい。私と息子の2人は、先に買い物を終えてホテルに戻ることにした。私たちは来た道ではなく、細い路地を通って帰ることにした。辺りは静かで道は狭い。歩けば歩くほど道とは思えぬところへ出た。街灯も少ない。ホテルは遠くない場所にあるはずだったが、いかんせん方向音痴なのでどっちに行けばいいのかすっかりわからなくなってしまった。ちょうどそこに、若い男性が足早に歩いてくるのが見えた。私たちを避けて通ろうとする男性を急いで呼びとめた。

彼は英語がわずかに聞き取れるものの、話すことはできないようだった。笑顔を浮かべ、私たちの状況を理解しているようだった。ホテルの名前が書かれた鍵を見せたが、彼もホテルの場所はわからなかった。しかし、彼は携帯電話を取り出すと、地図検索を始めた。地図を指差して日本語で何事かを話しているが、私たちは聞き取れない。すると、身ぶり手ぶりを交えながら「レフト…レフト…」と言った。彼はすでに汗だくになっていた。何か急ぎの用事があったのだろう。私たちはお礼を行って彼を見送った。彼の誠実で少しはにかんだ表情は、私たち2人の心に美しい印象として残った。

私たちは言われた通りに左側に向かって道なりに進んだ。しかし、また正しい道とは思えないところに出てしまった。すると近くの駐車場に中年の男性の姿を見かけた。人に会うのも大変なこの場所。私たちは彼に道を尋ねることにした。彼は私たちを部屋の中に招き入れてくれた。不思議なことに、そこは事務所のような作りになっていて、10〜20の机が並んでいた。中には3〜4人がいて、みんな同じ作業着のような服を着ていた。私たちを招き入れてくれた男性が振り返ると、背中に「Police」の文字が。なんてことだろう。道を尋ねて尋ねて、警察署にまで来てしまった!

それから彼らは地図と黄色い冊子を広げて電話をかけた。最初の中年男性が、車のハンドルを回すような身振りをした。車でホテルまで送ってくれるということだ。私たちは喜んで外に出て、車に乗り込んだ。発車してすぐに左に曲がると、5〜6人の人影が見えた。彼らは私たちと同じツアーの客だ!車に乗って2分ほどでホテルに着いた。送ってくれた警察官2人はホテルのフロントで事情を説明して帰っていった。

それから一緒にスーパーに買い物に行った人に話を聞くと、彼らは大通りを通ったときに警察署の前を通ったという。なんと、警察署の正門は大通りに面していたのだ。翌日、警察署の前で写真を撮っていると、中から警察官が現れてカメラを指差した。私は慌てて英語で事情を説明すると、警察官も理解したようだった。普段はそれほど事件がないからだろう。私たちのことは、警察署内部に知れ渡っていたのかもしれない。息子に今回の日本旅行での一番の思い出を聞くと、必ずこの日のことを話す。(翻訳・編集/北田
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