拡大
落成を25日に控え、国家大劇院の自慢の設計が披露された。国内最大のアーチを持つ大ホールの内装にはマホガニー材を使用し、中国の伝統美を演出している。
(1 / 6 枚)
2007年9月17日、落成を25日に控えたオペラハウス、国家大劇院のとう一江(デン・イージアン)副館長が記者会見し、随所にちりばめた自慢の設計を披露した。
【その他の写真】
独特の円形屋根は高さ46.68m、地下は32.5mまで掘られ、円周はおよそ600m。建物の周囲には3.55万平方メートルの人工湖が取り囲んでいる。劇場の円形屋根が水面に浮かぶ真珠の如き輝きを見せているのは使われた素材に工夫があるため。チタン板約2万枚と透明度の高いガラス1200枚が用いられ、2種類の素材が組み合わせることで、舞台の幕が徐々に開くようなイメージを作り出している。
長安街から北側入口を入ると、80mの廊下が続いている。廊下の天井はガラス張りで、人工湖のさざ波に揺れた光が差し込む設計。また広々としたエントランスホールは世界で最も美しいとの評価を得ている。(翻訳・編集/WF)