2015年7月15日、中国新聞網は海外メディアの報道を引用し、韓国政府が来年の最低賃金の引き上げを決定したと報じた。物価が上昇し続ける現状を踏まえた措置だが、若い世代からは依然、悲観的な声が上がっている。

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韓国の来年の最低賃金（時給）は6030ウォン（約650円）で、今年に比べ8．1％増となる。ただ、現在の物価はキムチチゲが5954ウォン（約645円）という水準で、来年からは「1時間働けばキムチチゲが食べられる」ということにはなるが、それでも物価上昇のスピードには追いつかないとの見方が出ている。

近年、韓国の大学生の就職難は深刻さを増しており、短期間でより多くの収入を得ようと、体力的に厳しいなどの問題があっても時給の高い仕事を選ぼうとする人もいる。（翻訳・編集/野谷）