中国で離婚率が12年連続上昇、背景に中国特有の「421家庭」―シンガポール華字紙

Record China    2015年7月18日(土) 17時55分

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13日、シンガポール華字紙・聯合早報は、中国で離婚率が上昇している背景に、中国特有の「421家庭」があるとする専門家の見解を紹介した。資料写真。

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2015年7月13日、シンガポール華字紙・聯合早報は、中国で離婚率が上昇している背景に、中国特有の「421家庭」があるとする専門家の見解を紹介した。

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中国民政部が先月公表した報告書によると、中国の昨年の離婚件数は363万7000組となり、離婚率は12年連続で上昇した。

世間では、若い世代が知り合ってすぐ結婚する「閃婚」(スピード婚)、さらに「閃離」(スピード離婚)が、離婚率上昇の矢面に立たされている。

だが結婚問題に詳しい北京大学の馬憶南(マー・イーナン)教授は、若い世代の結婚に対する「ゆるい」態度が離婚率上昇の要因だという見方に否定的だ。

馬教授は「若い世代は結婚前に試験的な意味合いで同居を始める人も多く、上の世代に比べ慎重だ。特に男性は、結婚前に住宅を用意しなければならないなど経済的なプレッシャーも大きく、いい加減な気持ちで結婚に踏み切れない」と話す。

その上で、離婚率上昇の背景には中国特有の「421家庭」があると指摘する。中国では、一人っ子世代が結婚し、両親4人・夫婦2人・子供1人という「421家庭」を形成するのが一般的だ。本来であれば夫婦間の些細な問題も、双方の親が入り込むことで、トラブルはより増幅される。親世代の介入は往々にして「破壊的」なものであり、その破壊力は極めて大きい。(翻訳・編集/柳川)

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