中国造船業の成長に陰り、日本と韓国にはチャンス―韓国紙

Record China    2015年7月14日(火) 13時30分

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13日、中国浙江省最大の造船会社「正和造船」が資金繰りの問題によって経営難に陥るなど、中国造船業の成長に陰りが生じている。資料写真。

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2015年7月13日、韓国紙・朝鮮日報によると、中国浙江省最大の造船会社「正和造船」が資金繰りの問題によって経営難に陥っている。同社は3月、裁判所へ企業再生手続きを申し立てた。14日付で中国メディア・騰訊(テンセント)が伝えた。

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10年、正和造船には5000人の従業員がおり、年間14隻もの船舶を建造するほど経営状態は良好だったが、その後は受注数の減少で受注額も下降して経営難に陥っている。江蘇省では14年12月に明徳重工が破産を申請、東方重工も15年3月に破産を申請している。

中国造船業は14年までの3年で日本と韓国を上回り、受注数で世界最多となったが、現在は成長が停滞し、経営が破綻する造船会社が次々に現れると同時に、受注数も急速に減少。10年の時点で造船会社は3000社に上ったが、現在は100社余りにまで減少しており、実際に受注できる状態なのは20社余りという状態だ。

成長が停滞している原因は、ばら積み貨物船の発注が減ったことや日本円の為替レート変動のほか、過去20年で最低水準となる船舶輸送費の下落、日本の造船会社が円安を背景に競争力を高めていることが背景にある。(翻訳・編集/岡田)

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