2015年7月10日、
韓国紙・朝鮮日報は、中国における定年年齢の男女差に関する記事を掲載した。11日付で参考消息網が伝えた。
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中国の定年年齢は男性が60歳、女性が50歳(管理職の場合は55歳)となっている。ネパールやインドに続き、世界でも定年年齢が若い国の一つだ。定年年齢の規定は1951年制定の労働保険条例によって定められたものだ。当時の中国人女性は平均で6人もの子どもを産んでおり、出産と仕事の負担をかんがみて男性よりも若い定年年齢が定められた。
その後、年金制度の改革はあったが、定年年齢の男女差自体は改善されていない。一部では早すぎる定年が男女の不平等につながっていると批判する声も上がっている。今年3月に決定した新たな規定では、段階的に定年年齢を延長し、2022年時点で男女ともに65歳を定年とすることが定められた。(翻訳・編集/
増田聡太郎)