韓国MERS流行下の6月に訪韓した外国人観光客は60万人に激減、“どん底”の観光業界を官民挙げて救出―中国メディア

Record China    2015年7月10日(金) 9時9分

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8日、MERS流行下の6月に韓国を訪れた外国人観光客は約60万人にとどまった。写真はMERS流行後の韓国。

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2015年7月8日、人民網は中東呼吸器症候群(MERS)流行下の6月に韓国を訪れた外国人観光客が約60万人にとどまったと報じた。これを受け、官民挙げて観光客呼び戻し策を講じている。

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韓国当局の発表によると、6月の外国人観光客の数は1〜5月平均の約半分となった。中でも中国人観光客は54.6%減。外国人観光客の1人当たりの平均支出が220万ウォン(約23万円)であることから、6月は約1兆3200億ウォン(約1400億円)の観光収入が消えたと指摘されている。また、通常80%以上の客室稼働率を維持するロッテホテルも6月は20%に届かなかった。

韓国の旅行会社関係者がMERS流行は8月中旬まで続くとの見方を示す中、観光業界を危機から救うための措置として政府は外国人観光客向けの保険や、ホテルなど17業界に対する融資の実施を打ち出した。また、今月1日には中国や東南アジア諸国を対象にビザ緩和措置を発表。ソウル市は中国人観光客誘致のために100億ウォン(約10億6000万円)を広告費に投じると発表しており、大韓航空は中国の旅行会社関係者ら300人を韓国に招待する計画を決めた。また、大手デパートは6月下旬からセールを始め、韓国に外国人客を呼び戻すための起爆剤にしたいとしている。(翻訳・編集/野谷

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