韓国キムチが中国産であるという事実、他人のお家芸からチャンスをつかめ―中国紙

Record China    2015年7月7日(火) 23時21分

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6日、中国紙・人民日報は「中国産韓国キムチから見えること」と題した記事を掲載した。写真は中国産キムチ。

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2015年7月6日、中国紙・人民日報は「中国産韓国キムチから見えること」と題した記事を掲載した。

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「1日3食キムチを食べてこそ韓国人」という言葉があるくらい、韓国人はキムチを愛している。しかし現在、韓国伝統料理であるキムチには「中国産」のラベルが貼られ、安価な中国産キムチが韓国人の食卓を支配している。韓国メディアによると、10年から15年4月の韓国のキムチ貿易赤字は8409万ドル(約103億円)に達した。中国産のキムチは味・質ともに韓国の標準をクリアしている上に価格は韓国キムチの3分の1であり、今では毎年20万トンを超えるキムチが中国産となっている。

中国産韓国キムチは、伝統的な特産品の競争が過熱していることを意味している。本来、特産品とは民族や国家の歴史が継承してきた製品で、地理・環境や生活習慣、風習など多くの要素を含んでおり、いわば「お家芸」だった。しかし、グローバル経済の背景のもと、特産品は「特徴的なもの」ではなく、原料や製造技術などの基礎を掌握すれば、外国企業も同様に高品質・同品質のものを生産できるようになった。グローバル市場を狙う者からすると、特産品には大きなチャンスが潜んでいるといえる。

中国企業が世界を目指す時代、中国の製品も外国製の要素を含んでいる。世界を目指す中国ブランドももはや100%中国製を追及しない。開かれたグローバル市場において、他国の企業が自分の国の特徴ある製品を作っているし、自分たちも他国の製品を作ってもいい。競争は自分の領域だけでなく、他人の領域にもある。グローバルな視点で市場を見据えることで、チャンスは全世界からやってくる。「イノベーション」という言葉には、市場開拓の先見の目、能力、勇気が含まれる。グローバル化に積極的に参加する過程の中で、市場の隙間に入りこむ機会を模索し、その隙間の中から新天地を築くことができるのだ。(翻訳・編集/霧島)

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