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13日、国連児童基金(ユニセフ)は5歳以下の児童の年間死亡者数が近代史上初めて1000万人を下回ったと発表した。これには中国の児童死亡率の改善が大きく寄与しているという。
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2007年9月13日、国連児童基金(ユニセフ)は5歳以下の児童の年間死亡者数が近代史上初めて1000万人を下回ったと発表した。これには中国の児童死亡率の改善が大きく寄与しているという。
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ユニセフの統計によると、世界の児童死亡数は1990年の1300万人から2006年には970万人にまで減少した。死亡率の低下がもっとも顕著なのはラテンアメリカ、カリブ海地域、ドイツ連邦、東アジア・太平洋地区など。アフリカの一部国家でも死亡率改善に大きな成果を挙げている。
中国の児童死亡率は1990年の4.5%から2006年には2.4%にまで低下し、大きく改善したが、先進国の平均0.6%と比べるとまだ大きな差がある。ユニセフは、児童死亡率の低下は母乳による育児、各種ワクチンの摂取、ビタミンAサプリメントなど免疫を高める手段などが普及した結果だと発表している。(翻訳・編集/KT)