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13日、中国商務部は、輸出用に製造している国内の玩具メーカーに対し品質指導を始めたと発表。手始めにメーカーが集中している江蘇省で行い、順次エリアを拡大し指導する。写真は江蘇省揚州市の玩具検査所。
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2007年9月13日、商務部の王新培報道官は、輸出用に製造している国内の玩具メーカーに対し品質指導を始めたことを発表した。手始めに玩具メーカーが集中している江蘇省で行い、今後も順次エリアを拡大して指導していくという。
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今月初めにはアメリカの大手玩具メーカー、マテル社が3度目のリコールで84万個を超える玩具を回収している。これを重く受けとめ、鉛を含む塗料を使用した玩具をアメリカには輸出しない規制を盛り込んだ総合計画の実施により、アメリカ側に協力の意思を示す狙いがあると思われる。
一方で王報道官は、「基準を超す鉛を含んだものはリコールされた玩具の15%に過ぎず、原因のほとんどが設計上の問題。中国のメーカーは輸入業者や販売業者の求める設計どおりに作っただけだ。今後は国際規格についての指導についても強化していく」とも話した。(翻訳・編集/WF)