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12日、現在第2期修復工事中のチベットの世界遺産ポタラ宮で、2002年の工事開始から現在までに140か所の地下通路が発見されたと伝えられた。
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2007年9月12日、中国新華社は現在第2期修復工事中の世界遺産ポタラ宮で、2002年から現在までに140か所の地下通路を発見したと伝えた。
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ポタラ宮管理事務所の話では、第1期修復工事期間中にも20か所以上の地下通路が発見されており、まだ未発見の地下通路がある可能性は否定できないという。また、ポタラ宮は設計図のない建築物であるため、このような地下通路がいくつあるかはまったく不明だとしている。
このような地下通路は修復調査により発見されたものがほとんどだが、僧侶が歩いているときに足音の異常を感じて発見したものもある。
ポタラ宮は歴代のダライ・ラマが生活した宮殿。チベット自治区ラサ市の北西約2kmに位置するマルポリ山にあり、海抜3763mの高さに位置するチベットのシンボル。「ラサのポタラ宮歴史的遺跡群」は、1994年にユネスコ世界遺産として登録されている。(翻訳・編集/本郷智子)