2015年6月29日、中国メディア・観察者網によると、大連造船所で排水量数万トン級の大型軍用船が組み立てられる写真が流出し、中国初となる国産空母「001A型」ではないかと話題になっている。

【その他の写真】

また、世界最大の軍事写真サイト・Militaryphotoによると、中国海軍は中国内陸部に大型空母の模擬試験施設を建設し、中国が現在保有する空母「遼寧」（旧ソ連が設計）をモデルにした艦橋や周辺構造物を含む飛行甲板を製造。これは現在大連で製造されている空母001A型の飛行甲板部分になるとみられている。もしこの情報が事実ならば、中国はすでに旧ソ連の空母の艦橋などの機密情報を把握しており、中国のニーズに合った新設計で中国式の新型空母を製造していることになる。

欧米メディアによると、空母001A型の指揮所には中国の新型Xバンドフェーズドアレイレーダーシステムを搭載する設備があり、360度の探索が可能。この設計は「遼寧」よりはるかに先進的であるという。（翻訳・編集/霧島）