王外相「日本は中国の発展と台頭受け入れられず」=安倍政権の戦後70周年談話に強いけん制―中国外交部

Record China    2015年6月29日(月) 8時9分

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27日、中国外交部によると、中国の王毅外相は、北京で開かれた「第4回世界平和フォーラム」で、対日政策について「中日関係の問題の根幹には、日本が中国の発展と台頭を受け入れ、歓迎できていないことがある」と述べた。写真は王毅外相。

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2015年6月27日、中国外交部によると、中国の王毅(ワン・イー)外相は、北京で開かれた「第4回世界平和フォーラム」で、対日政策について「中日関係の問題の根幹には、日本が中国の発展と台頭を受け入れ、歓迎できていないことがある」と述べた。以下は王外相の発言。

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中日両国は最も近い隣国であり、われわれは平和的共存と協力を望んでいる。これは中国の既定方針であり、変わることはない。しかしながら、中日関係の問題の根幹には、日本が中国の新たな発展と台頭を受け入れ、歓迎できていないことがある。中国の発展は日本に利益をもたらすが、心理的に日本はその準備ができていない。

だが、事情は変わりつつある。日本のある友人が、「中国の発展は良いことだ。中国の復興は過去の歴史上、あるべき姿に戻るだけだからだ」と語った。私は、時間の移り変わりとともに、中日関係も遅かれ早かれ正常かつ安定した軌道に乗るだろうと考えている。

今年は世界反ファシズム戦争・抗日戦争の勝利70周年にあたる。日本はいまだにどうやって歴史問題を適切に処理するかという問題に直面している。日本にとって、対外的には他国の有益な経験を鑑とすることができるし、国内では正義と平和を望む声が高まっている。鍵となるのは、日本の指導者がどのような選択をするかということだ。歴史の影の中にとどまり続け、歴史という被告人席に立ち続けるのか、それとも各国、とりわけ日本の侵略を受けた国との和解を果たし、未来を切り開くのか。これは日本の指導者の眼前に置かれた重要な問題であり、われわれはそれに注目している。(翻訳・編集/岡本悠馬)

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