中国メディアとロシア機関、9件の協力協議書に署名―サンクトペテルブルグ

Record China    2015年6月28日(日) 21時30分

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25日、中国・ロシアメディアフォーラムがサンクトペテルブルグで開催され、中国国際放送局、中国外交局、環球時報、中国図書輸出入集団総公司など中国の10数機関とロシアの関係機関が9件の協力協議書を取り交わした。資料写真。

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2015年6月26日、人民日報によると、中国・ロシアメディアフォーラムが25日、サンクトペテルブルグで開催され、中国国際放送局、中国外交局、環球時報、中国図書輸出入集団総公司など中国の10数機関とロシアの関係機関が9件の協力協議書を取り交わした。合意内容には、専門家資源の共有、刊行物の共同出版、テレビドラマの共同制作などが含まれている。

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中国共産党中央宣伝部の劉奇葆(リウ・チーバオ)部長とロシア大統領府のアレクセイ・グロモフ副長官が、合意内容を確認、協議書に署名した。

中国国家新聞出版広電総局の田進(ティエン・ジン)副局長は人民日報の取材に対し、「中ロメディア協力分科委員会は、両国メディアの政策交流、テーマ報道、映画・テレビの優秀作品の共同制作と相互放送、優良図書の翻訳出版、ニューメディアの交流、メディア協力とリテラシーの育成などをめぐる一連の大型イベントを、大々的にPRしながら展開していく。また、双方は、シルクロード経済ベルトとユーラシア経済連合の建設をテーマとする作品の共同制作・相互放送も計画している。

人民日報社の盧新寧(ルー・シンニン)副編集長は、「中ロ両国のメディア協力は、オールメディア時代における戦略レベルでの国際発信の連結メカニズムを構築する以外に、『有無相通ず』を実践し、文化製品を共同で作り上げ、世界に対してより豊かな国家イメージを提供する」とコメントした。

「ロシア・トゥデイ」(RT)のマルガリータ・シモニャン編集長は、「中ロ両国のメディアは、情報交換や経験の共有をめぐる提携・協力にとどまらず、情報戦争に対応し、世界に単一の情報しか存在しなかった十数年前に戻らないよう、しっかりとタッグを組まなければならない」と指摘した。

本フォーラムの注目点のひとつとして、中国側が提唱する「シルクロード経済ベルト」とロシアが主導する「ユーラシア経済連盟」の連結が挙げられる。イタルタス通信のMarat Abulkhatin副編集長は、「この二大戦略の連結は、両国にとって利益の最大化が見込まれる。両国メディアの協力によって、険しい道が平坦で通りやすい道となる」との見方を示した。

人民日報社の盧副編集長は、「二大戦略の連結は、お互いの戦略を推し進めるものであり、決してお互いの足を引っ張りあうものではない。中ロ両国のメディアは、前向きに取り組み、ありのままのかつ生き生きとした報道を世界中の人々に提供し、リアルタイムに、さらには共同で声を発し、二大戦略のコンセプトに対する正確な解説及び各実務レベル協力のスムーズな進展を保証する」と強調した。(提供/人民網日本語版・翻訳/KM・編集/武藤)

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