2015年6月23日、韓国メディアによると、韓国国土交通部は、中東呼吸器症候群（MERS）の自宅隔離者に対し、23日から韓国国内線旅客機の搭乗を禁止すると明らかにした。一方環境部は、自宅隔離者に対し専用の廃棄物処理袋を支給すると発表した。韓国でMERSが確認されてから約1カ月たってからの対策に、批判が相次いでいる。

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国土交通部は保健当局からの要請を受け、今回の措置を決定した。全国14の空港で、各航空会社の担当職員が端末にアクセスし、利用客が自宅隔離対象となっていないことを確認してから航空券を発券する。国際線については、すでに自宅隔離者に対して出国禁止の措置が取られている。

また環境部は、消毒剤と医療廃棄物専用の袋が入った箱を7000セット用意し、各地の保健所に配布した。同部は4日にMERS関連の廃棄物を専用容器に入れ、廃棄当日に焼却するとの1次対策を出していたが、全国で1日に処理される廃棄物は1トンに上っている。

これについて、韓国のネットユーザーからはさまざまなコメントが寄せられている。

「朴槿恵（パク・クネ）大統領がやったと思えば、早い方では？」

「政府は『後の祭り』行政の典型をしっかり見せてくれている。無能だと指摘するのもくたびれた」

「こんなことはもう何度目だろう？」

「もう政府が何をしても悪口しか言われないよ」

「今までは国内線に乗れたのか…」

「高速鉄道も高速バスも早く乗車禁止にしろ」

「自宅隔離者が飛行機になぜ乗れるの？それって隔離？」

「禁止される前に自制すべきだろう」

「天下りの限界だな」

「戦争が起こったら1カ月後に大砲を撃つだろう」

「セウォル号のことを考えれば分かる。はなから諦めてるような政府だ」

「韓国に専門家はいるのか？」

「いやあ、感心だ。幼稚園生レベルだね」（翻訳・編集/和氣）