2015年6月22日、韓国・聯合ニュースによると、安倍晋三首相と韓国の朴槿恵（パク・クネ）大統領は同日、日韓両国で開かれた国交正常化50周年の記念式典にそれぞれ出席し、祝辞を通して日韓関係の重要性を強調したが、メッセージの強調点に違いがみられた。

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日韓国交正常化50周年の意味について、朴大統領は「両国は20世紀前半の不幸だった過去を克服し、和合や共存の新時代を開いていこうという大きな一歩を踏み出した」などと語り、「過去の傷を癒して、両国は前に進まなければならない」との点を強調した。これに対し、安倍首相は「日韓関係の発展は多くの障害を克服しながら築かれるもの。日韓両国は戦略的な利益を共有しているため、50年を振り返りながら、両国国民が共有してきたお互いに対する心を確認することが重要だ」などと述べた。さらに日米韓3カ国の協力にまで言及し、「戦略的な利益を共有する日韓協力の当為性」に焦点を当てた。

これに対し、韓国のネットユーザーはさまざまなコメントを寄せている。

「朴大統領はどうして急に態度を変えたの？」

「国民の税金で生活している人が国民にけんかを売るとはどういうことだ？」

「朴大統領のセリフは被害者が言うセリフじゃない。まるで韓国が加害者のようだ」

「なんで遠回しに言うの？。『慰安婦問題を解決し、過去の歴史を反省して謝罪しろ』と言えばいいのに…。はっきり言わなければ伝わらない」

「やっぱり朴大統領は無能だ。日本から謝罪を受けることすらできないなんて…」

「日本は今ごろお祭りムードだろうな。日韓外交大戦に勝利したと大騒ぎだ」

「日本には謝罪だけを要求し、慰安婦被害者への賠償はポスコ建設がするべき。日本が支払った賠償金を使ったのはポスコ建設だから」

「日韓関係の悪化によって得られるものは何もない。1日も早く関係が改善することを願っている」（翻訳・編集/堂本）