中国映画界、ハリウッドへの野心=映画を国家アピールのソフトパワーに―仏メディア

Record China    2015年6月25日(木) 14時35分

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16日、中国は国内企業の強大な財力を背景に世界のエンターテインメント産業に参入することで、国家のソフトパワーを増強しようとしている。AFP通信は「中国映画界、ハリウッドへの野心」と題してこれを報道した。写真は江蘇省南京市の映画館。

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2015年6月16日、中国は国内企業の強大な財力を背景に世界のエンターテインメント産業に参入することで、国家のソフトパワーを増強しようとしている。AFP通信は「中国映画界、ハリウッドへの野心」と題してこれを報道した。

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商業化の一途をたどる中国映画。その背景にあるのは中国企業が握る潤沢な製作費だ。その触手は国内にとどまらず、世界に延びている。目指すのは世界規模で興行成績を上げることだ。興行収入だけでなく、映画を通じて中国文化を世界にアピールしていくことが目指すところである。

今年3月、中国の地方テレビ局・湖南電視台は北米の映画会社ライオンズゲートと15億ドル(約1845億円)という破格の業務提携契約を交わした。中国の映画配給会社・華誼兄弟伝媒(フアイ・ブラザーズ・メディア)も米ハリウッドを拠点とする映画製作会社・STXエンターテインメントと業務提携を行う。2017年までの3年間で少なくとも18本の映画を配給する契約だ。

米エンターテイメント誌ハリウッド・リポーターのアジア担当主任クリフォード・クーナン氏によると、21日に閉幕した第18回上海国際映画祭の舞台裏では、「米中双方の観衆に受ける作品はどんなものか?」というのが最大のトピックだった。米中両国は世界の映画市場でトップ2の大国。米国映画協会によると、2014年の興収は北米が104億ドル(約1兆2795億円)、中国が48億ドル(約5905億円)。中国は前年の36%増で、3〜5年以内に米国に追いつくと見られている。(翻訳・編集/愛玉)

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