2015年6月22日、韓国・ハンギョレによると、韓国で中東呼吸器症候群（MERS）の感染が拡大したことをめぐり、韓国最大野党・新政治民主連合の文在寅（ムン・ジェイン）代表が「MERSのスーパー伝播（でんぱ）者は韓国政府だった」と述べ、朴槿恵（パク・クネ）大統領に誠意ある謝罪を求めた。

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文代表は同日、最高委員らと共同で発表した特別声明を通して、「MERSの感染拡大は昨年のセウォル号事件に続いて、政府の無能が生んだ惨事である。今まで、国のリーダーシップ力と危機管理能力がこれほど未熟だったことはない」と述べた。また、「MERSのスーパー伝播者は他の誰でもない、韓国政府だった」と批判し、朴大統領に心からの謝罪を求めた。

これについて、韓国のネットユーザーはさまざまなコメントを寄せている。

「朴大統領が国民のために働く大統領だったら、とっくに謝罪しているだろう」

「謝罪を受ける大統領ではなく、謝罪をする大統領がいい。MERS拡散事態は病院よりも政府の責任の方が大きい。それなのに政府は病院から謝罪を受け、自分たちの責任を病院側に押し付けている」

「謝罪よりも辞任してほしい」

「MERSよりも政府の無能さが怖い」

「MERSの全国拡散は、朴大統領の最大の治績だ！」

「朴大統領は謝罪の意味を知らないから、何を言っても無駄」

「一体何のために大統領は存在し、国民の税金を無駄使いするのか？いっそいない方がまし」

「文在寅が大統領でも同じ状況になっていただろうね」

「韓国政府はいつも『謝罪要求』をしているな…。他にすることないの？」（翻訳・編集/堂本）