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12日、「ネット世論」が比較的強い力を持つ中国だが、流言飛語が拡散することも頻繁で、社会問題化している。中国共産党系の新聞は12日付でアンケートを実施。「あなたはインターネット上でデマを転載したことがありますか?」と問いかけた。資料写真。
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2015年6月12日、インターネットを通じて官僚の汚職が暴かれたり、問題人物の個人情報が暴かれたりと、「ネット世論」が比較的強い力を持つ中国だが、流言飛語が拡散することも頻繁で、社会問題化している。最近では某ファストフード店のフライドチキンの原料や、某飲料メーカーの商品汚染について虚偽の情報が出回ったことで問題となった。
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これについて、中国共産党系の新聞・環球時報(電子版)は12日付でアンケートを実施。「あなたはインターネット上でデマを転載したことがありますか?」と問いかけ、18日午後4時時点で1653人の回答を集めている。うち、10%にあたる158人が「ある」、残り90%にあたる1495人が「ない」と回答した。以下は寄せられた具体的な意見。
■「ある」と回答した人の意見
「ついうっかり、ということはある」
「意図的にデマを拡散したケースは別にしても、事実だと信じてしまった情報を『多くの人に伝えなければ』という良心から転載してしまう場合もあると思う。ネット上の情報は、よくよく検証してからシェアしないとね」
「事実の真偽を確実に確かめる方法なんてないじゃん」
「簡単にデマを信じてすぐにシェアするやつ。ばかにしてたんだけど、そんな自分がついやってしまったこと、あるよ」
「政府がデマだと発表した情報でも、よくよく検証してみると事実だったりするからね」
■「ない」と回答した人の意見
「そんなことをしている暇がない」
「デマを拡散しちゃうやつはただの情弱(情報弱者)」
「最低限の常識を持っていればデマは見抜けるはずなんだけど」
「中国人ってすぐにデマを信じるよね。性格的な問題かな?」
「メディアや政府が主導になってこういうの、防止していった方がいいんじゃないの?」
「ネットの情報はうそばかりで何の価値もなし!」
「中国のインターネットに最も欠かせないものはデマだろうが」(翻訳・編集/愛玉)
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