日本で人を助けて犠牲となった韓国人の父親に勲章=韓国ネットの「韓国のイメージが良くなった」に日本ネットの反応は?

Record China    2015年6月17日(水) 12時13分

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17日、東京のJR新大久保駅で線路に落ちた男性を助けようとして犠牲になった韓国人・李秀賢さんの父親に日本政府が勲章を授与したことについて、日韓ネットユーザーの受け止めに違いが出た。写真はJR新大久保駅。

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2015年6月17日、東京のJR新大久保駅で線路に落ちた男性を助けようとして犠牲になった韓国人・李秀賢(イ・スヒョン)さんの父親に日本政府が勲章を授与したことについて、韓国のネットユーザーからは「韓国のイメージが良くなった」などと歓迎する声が寄せられたのに対し、日本のユーザーは「良くなったのは李さんのイメージであり、国全体のイメージではない」と受け止めに違いが出た。日韓関係の現状がこうした点にも反映しているようだ。

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勲章を贈られるのは父親の李盛大(イ・ソンデ)さん。秀賢さんのイニシアルから名付けた「LSHアジア奨学会」を設立し、日本で学ぶアジア18カ国・地域の留学生639人に奨学金を支給するとともに、毎年交流行事などを開催してきた。現在は名誉会長だ。在釜山日本総領事館は「李盛大名誉会長が、息子の秀賢さんの尊い犠牲の後、日本と韓国の友好親善、相互理解の促進に大きく貢献した功績が認められた」として、16日、同領事館で、日本との関係改善や文化交流に尽力した外国人に贈られる「旭日双光賞」を授与した。

これについて、韓国のネットユーザーからは「こういうところは日本は韓国政府よりはるかに良い」「日本人は嫌いだけど、こういう点をお手本にしよう」「やはり日本は先進国だ」などと評価するコメントが多く寄せられた。「慰安婦のことを言う韓国人がいるが、過去の歴史の被害者が加害者を許す勇気こそ、人間としての最も高潔で意味のあるヒューマニズムではないか」との言及さえみられた。

日本のネットユーザーからは、「助けたのは2人!カメラマンの関根史郎さんを忘れるな!」の指摘がみられたものの、総じて「異議はないし、変な罵声を浴びせるべきではない」「まともな人はまともなんだよな」「本件に関しては誹謗(ひぼう)も中傷も一切必要ない」との受け止めが支配的だ。ただ、「李秀賢さんのおかげで韓国のイメージがものすごく良くなった」との韓国人ユーザーのコメントについては、「彼のことはリスペクトするし、日本人として感謝もするが、韓国・韓国人を代表しているわけではない」「良くなったのは李さんのイメージで、国全体のイメージではない」「しかし、前大統領と現大統領で一気に悪くなった!」と否定的なコメントが圧倒的に多く、受け止めに違いが表れたことは見逃せない。(編集/KO)

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