韓国、MERS隔離対象者1000人を捜索中、対象外にも「スーパースプレッダー」がいる可能性=韓国ネット「いずれ全国民が隔離対象に?」

Record China    2015年6月16日(火) 11時52分

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15日、韓国のテレビ局SBSは、現在もMERSの隔離対象者から漏れている患者の中にスーパースプレッダーがいる可能性が憂慮されると報じた。これに対し、韓国のネットユーザーから多くの意見が寄せられている。資料写真。

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2015年6月15日、韓国のテレビ局SBSは、中東呼吸器症候群(MERS)の確定判定を受けるまで隔離措置が執られず、多くの人と接触し感染を広めた患者(スーパースプレッダー)が数人確認されているが、現在も隔離対象者から漏れている患者の中にスーパースプレッダーがいる可能性が憂慮されると報じた。

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サムスンソウル病院で患者の搬送を行っていたスタッフは、MERS確定判定を受けるまでの9日間、外来と検査室、病室を行き来しながら患者を移送していた。現段階では、このスタッフと「2メートル以内で1時間」という密接な接触があったと確認された人は456人だが、隔離対象者はさらに増えるとみられる。また、MERS確定判定を受けた30代の医師は、先月27日、スーパースプレッダーである14番目の患者がいるサムスンソウル病院の緊急救命室で診療を行ったものの、隔離対象者に含まれておらず、その後2週間、医師として通常通り診療を行っていた。

大田病院では、病院内でコンピュータ関連の業務を行った後、先月30日に釜山に戻った30代の患者が、隔離されるまでの12日間に多数の人と接触したことが分かっている。地下鉄やタクシーで出勤し、発熱の症状を見せた後に、病院4カ所と薬局3カ所を訪れていた。今までにこの患者と接触したことが把握されている人は1000人近いが、保健当局はこの接触者を見つけるために、警察の科学捜査班を投入している。

この報道に、韓国のネットユーザーから多くの意見が寄せられている。

「地域感染を認めろ」

「いっそのこと20日間ほど戒厳令を敷いたらどうだ」

「どうしようもない。国民それぞれが危ないところに行かないことだ。デパート、スーパー、飲食店、コーヒーショップ、人の多い所に行くのはよそう」

「これは人災だ」

「最初からちゃんとやっていれば、こんなことにはならなかった」

「日本や米国の植民地になった方が今の国の状況よりマシかもな」

「時間が経てば経つほど、いい加減さが見えてくる。いい加減にも程がある」

「1000人を探さないといけないのか?この人たちの家族もまた他の人と接触しただろうし、そのほかの人にも家族がいる。そして、その家族も…。全国民が隔離対象になるのではないか」

「完全に無体策だ。すでに隔離対象者が5000人を越えた状況なのに、1000人を探さねばならないのか」

「1000人が、それぞれ10人に接触したら、隔離対象者は1万人だ。1万人がそれぞれ10人に接触したら10万人になる。どうする?」(翻訳・編集/三田)

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