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6日、河北省は来年の北京オリンピック開催に向けて、大気汚染の抑制に協力することを明らかにした。写真は大雨の後に青空が広がる石家荘。
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2007年9月6日、河北省環境保全局は来年の北京オリンピック開催に向けて、大気汚染の抑制に協力することを明らかにした。
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北京市を取り囲む形状の河北省は、北京に大気汚染をもたらしているとも言われる。そこで石家荘、保定、廊坊、唐山といった主要6都市に自動車の排気ガスの観測地点を設け、汚染物質の測定と空気の浄化対策を講じる。
同省の大気汚染の主因は石炭を燃やして出るばい煙と自動車の排気ガス。汚染物質は二酸化硫黄が多いため、これまでは二酸化硫黄と浮遊微粒物質、二酸化窒素を測定してきた。今後は一酸化炭素、オゾン、揮発性有機化合物もあわせて測定する。
中国では大気の汚染度を5段階で表示しているが、同省は上半期、「良」とされる2級以上が157日、昨年同期より12%増え、汚染は改善の方向にあるという。(翻訳・編集/WF)