2015年6月8日、韓国・聯合ニュースによると、韓国の文亨杓（ムン・ヒョンピョ）保健福祉相は、中東呼吸器症候群（MERS）への対応について手落ちを認めながらも、「失敗と言うより、十分な対応ができなかった」と述べた。また、感染拡大は8日がピークで、今後は減少に転じるとの見方を示した。

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保健福祉相はこの日、国会の緊急懸案質問に出席、政府の対応は失敗ではないかと問われ、「マニュアルに沿って、原則に沿って行ったことについて、方法は間違っていなかった。ただ、十分な対応ができず今回の問題が起こった」と答えた。また、「最近『文亨杓の呪い』という言葉が広まっている」として辞任を促した発言に対しては、「最善を尽くし、事態の早期安定に努力する」と直接的な回答を避けた。

また、「慎重に予測したところ、（MERS問題は）今日がピークと考えている」とし、「明日かあさってからは安定的な状況になるだろう」と述べた。中央MERS対策本部も8日、「第1次流行は収束した」と発表した。

この記事について、韓国のネットユーザーからはさまざまなコメントが寄せられている。

「僕の耳には、明日かあさってから本格化するだろうと聞こえる。文亨杓の言葉はもう信じられない」

「『失敗というより、不十分だった』ではなくて、それこそが失敗と言うんだ」

「先週もそう言ってた。今日から良くなるって」

「弁明に忙しい保健福祉相は、辞任が正しい道だ」

「早く『安定』させて辞めてください。あなた自身だって大変でしょう」

「今回の発言は真実であることを祈る！」

「韓国にあなたの言葉を信じる人が何人いるかな？」

「何も言わずに黙っていればいいのに。発言するたびに逆のことが起こるから不安だ」

「文亨杓、何をした人かと調べてみたら、経済が専門だって。ウイルスが何か、知ってるのか？」

「能力が足りないなら、意地を張らずに他人の意見を聞くべきだろう」（翻訳・編集/和氣）