2015年6月4日、独経済誌「WirtschaftsWoche」は記事「極東からの新たな攻撃―中国の隠れた王者」を掲載した。6日付で環球時報が伝えた。

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工場内にほとんど人の姿がなく、ロボットたちが忙しく働いている。工場内のすべてはインターネットにつながれ、コンピューターが作業工程の改善を続けている…。ドイツ製造メーカーが思い描く理想の工場の姿だが、実現したのはドイツ企業ではない。中国最大の建設機械メーカー・三一重工の工場を描写したものだ。

スマート工場に取り組む中国企業は三一重工だけではない。中国政府は先日、「中国製造2025」と題した計画を発表。科学技術をフル活用して製造業をバージョンアップする野心的な計画を示した。

中国製造業もこの計画に応えるだけのポテンシャルを持っている。その実力は想像以上だ。世界の通信機器業界をリードするファーウェイ、ZTE。スマホ出荷台数でサムスンを抜き中国一となったシャオミー、ボーイングやエアバスに挑む中国国産旅客機メーカーCOMACなど、並々ならぬ実力を持った「隠れた王者たち」を数多く有している。（翻訳・編集/増田聡太郎）