韓国人が中国でMERS発症、韓国外務省「もし逆の事態が発生しても、韓国政府は中国に謝罪を求めることはない」―中国メディア

Record China    2015年6月1日(月) 12時54分

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1日、韓国人男性が渡航先の中国で中東呼吸器症候群(MERS)への感染が判明した件について、韓国外交部は「中韓関係に影響する可能性は低い」と考えていると報じられた。写真は中国の医療機関のICU。

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2015年6月1日、韓国人男性が渡航先の中国で中東呼吸器症候群(MERS)への感染が判明した件について、韓国外交部は「中韓関係に影響する可能性は低い」と考えていると報じられた。環球時報が伝えた。

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先月29日、韓国・ソウルから香港を経由して広東省恵州市へ渡航した韓国人男性が、現地の病院でMERSと診断され強制隔離処分を受けたことが分かった。男性の父親が先にMERS感染の確定診断を受けており、自身も感染の疑いがありながら、病院の勧告を無視して中国に出張したという。

感染の疑いを把握していた韓国の医療機関は関連当局への連絡を迅速に行わず、出国を許してしまう事態に。当の男性は入国の際、「患者との接触はない」と虚偽説明をしており、これについて香港の複数メディアが批判を展開している。うち、星島日報はこの男性を「あちこち動き回る『毒男』」と報じた。新報は社説で、「他人の命を顧みないモラルに欠けたこのような人物に警告を与えるには、法的な処罰以外にない」と非難している。

韓国紙・韓国日報は同じく29日、「対中関係は問題なし」と題してこの件について報道。韓国外交部は、今回の騒動が中韓関係に影響する可能性は低いと見ているという。ある外交部職員は「男性の行為はあくまで個人的なものであり、故意のものでもない。政府間で話し合われるようなレベルのものではないだろう」と話し、「外交部としては中国政府に正式に謝罪することはないだろうと考える。もし逆の事態が発生しても、韓国政府は中国に謝罪を求めることはないだろう」とも発言したという。(翻訳・編集/愛玉)

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