2015年5月29日、新華社によると、ネットセキュリティー会社の奇虎360科技有限公司が、中国に対する国家レベルでのハッカー攻撃の詳細を明らかにした。捜狐が伝えた。

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「海蓮花（Ocean Lotus）」という名のハッカー組織は、2012年4月から中国政府の海事部門、海域建設部門、研究所などに組織的な攻撃を展開している。

奇虎360傘下の研究部門、「天眼実験室」の関係者によると、海蓮花による攻撃は早くから捕捉されていたが、散発的なものがみられるだけだった。奇虎360が昨年からビッグデータを活用した分析を進めたことで、組織的な攻撃の姿が明らかになった。

海蓮花は中国政府に対し、トロイの木馬を送りつけたり、政府職員、受託業者、業界関係者のパソコンをコントロールするなどして、機密資料を盗み取ったり、パソコンが情報を自動的に送信するよう制御するなどして、中国側の動向を把握しようとしている。（翻訳・編集/岡本悠馬）