<日本人が知らない韓国>韓国人はゴーヤーを食べない?元気のいいおばちゃんに取り囲まれて…

Record China    2015年5月31日(日) 8時0分

拡大

日本ではもう見ることもない露店の風景が韓国にはまだ残っており、人懐っこいおばちゃんたちの元気な声が聞こえてくる。写真は露店で売られるゴーヤー。

(1 / 2 枚)

日本ではもうあまり見かけることがなくなったが、韓国では今でも道端で露店が店開きをしている。中でも野菜の店が多い。人懐っこそうなおばちゃんたちの元気な声があちこちから聞こえてくる。おばちゃんたちは楽しそうで、いつも笑顔だ。

その他の写真

そんなおばちゃんたちの姿を目にしつつ、最近まで露店で買い物をしたことがなかった。あえて避けていたわけではなく、ほとんどのものがスーパーで手に入るためだ。しかしある夏の日、いつものように道を歩いていると、10年以上韓国にいて今まで一度も見かけたことがなかったものが目に飛び込んできた。ゴーヤーだ。日本ではスーパーで手に入るが、韓国では食べる人が少ないらしく、一般的なスーパーではまず売っていない。

ゴーヤーに目がない私は、意を決しておばちゃんに「これいくらですか?」と聞いた。すると「3個で1万ウォン(約1100円)だけど、4個で1万ウォンにしてあげるよ」との答え。少し得をした気分で早速購入した。後日、おばちゃんは他の人にも同じことを言っていたので、これが定価のようだ。おばちゃんにゴーヤーは韓国語で何と言うのか聞いてみると「ヨジュ」と言うそうだ。私が聞いたからか、その後ゴーヤーだけに「ヨジュ」という張り紙がつけられた。

行きつけになった露店のおばちゃんは話好きのようで、ゴーヤーを買いに行くたびに容赦のない韓国語で話しかけてくる。それに引き寄せられるかのように、周りのおばちゃんたちが寄ってくる。ここからが大変だ。「これは何?」から始まり、「これを食べるの?」「どうやって料理するの?」「おいしいの?」と矢継ぎ早に質問が飛んでくる。これに、他のおばちゃんが「身体に良いって聞いたことがあるわよ!」と火に油を注ぐ。

毎回ゴーヤーを買いに行くたびに、同じ説明をすることになってしまうので、ゴーヤーチャンプルーの調理方法を絵にまとめて何枚かコピーし、露店のおばちゃんに渡しておいた。今年の夏も残っているだろうか。

■筆者プロフィール:水田尊久

兵庫県出身。2000年に訪韓し、現地企業で勤務した後、2013年に独立。日韓企業協業支援、韓国進出支援、市場調査など、韓国を中心に活動している。

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携