爆発的ブームとなった「医療観光」、医療通訳が在外華人の新たな職業選択肢に―中国メディア

Record China    2015年6月4日(木) 18時7分

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27日、日本に赴き最先端の医療サービスを受ける中国人がここ数年激増している。写真はソウルの整形外科。

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2015年5月27日、日本に赴き最先端の医療サービスを受ける中国人がここ数年激増している。これにより、日本の医療通訳者不足という問題もますます顕著化してきた。このような状況のもと、海外に住む中国人は絶好の就業チャンスをつかめるかもしれない。人民日報海外版が日本メディアの報道を引用して伝えた。

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韓国の統計データによると、医療観光で韓国を訪れる外国人は、過去6年間で100万人に達した。このうち2013年は21万1000人あまりで、中国人観光客は26.5%を占めた。中国は医療観光で訪韓する外国人の主な客源国となり、その数は2009年の10倍以上に増えた。

医療観光が盛んになり始めると同時に、さまざまな問題も起こってきた。このうち最も大きいのは、「言葉が通じない」という問題だ。

最初に問題となるのは、外国の医療規則に対する無知・無理解だ。医師の臨床診断基準や投薬のルールも、国によってまちまちである。診療予約が必要か否か、診療代金に関する交渉は可能か否か、術後の回復期のケアなど、込み入った詳細事項は、短期滞在の観光客にとって、全てが面倒で煩わしい。

深刻な問題は、仲介機関の通訳が患者の症状を医師に正しく伝えられないことだ。彼らの言語能力自体は十分高いかもしれないが、海外事情や医療知識に乏しい場合、このような意思疎通における誤解が生じる恐れは大いにあり得る。

韓国美容整形手術の通訳業に携わる金さんは、「朝鮮族の多くが仕事で韓国にやってきている。私のほかにも、医療通訳をしている友人がいるので、情報入手という点では大変恵まれている」と話した。美容整形医院に勤める金さんの友人が、中国からの観光客を彼女に紹介してくれたことがきっかけで、医療通訳の仕事を始めたという。「医療分野には、非常に多くの専門用語があり、中国語に訳すのはかなり難しい。また、中国人観光客は時に、求める術後効果や客自身の状況について、あいまいな言い方をすることがある。あるいは、術後に『予想とは違っている』と言い出すこともあり、顧客とのコミュニケーションはますます難しくなる。韓国人の通訳は、そこまできめ細かい仕事ができないため、中国人の通訳が優勢を占めている」と金さんは続けた。(提供/人民網日本語版・翻訳/KM・編集/武藤)

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