経済発展より環境保護!汚染物質吐き出すセメント工場を閉鎖―海南省三亜市

Record China    2007年9月1日(土) 19時9分

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8月30日、海南省三亜市で大気中への汚染物質の排出量が大きいセメント製造工場が閉鎖されることとなった。同工場の年間生産額は16億円以上と見られるが、環境保護を優先した格好となった。

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2007年8月30日、海南省三亜市で大気中への汚染物質の排出量が大きいセメント製造工場が閉鎖されることとなった。

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この工場は、製造会社「華盛天涯水泥有限公司」。5本の生産ラインを持ち、セメントの年間生産量は70万t、生産額は1億元(約16億円)以上にも上ると見られる。しかし、三亜市の環境部門によると、同工場から排出される二酸化硫黄、工業粉塵、煙塵などは市全体のそれぞれの排出量の8―9割以上を占めるなど、市内の大気汚染の大きな要因となっていた。

環境保護を優先する市政府の方針のもと、工場は31年間の操業に終止符が打たれ、取り壊されることとなった。30日、市政府関係者の立会いのもと、竪窯生産ラインの撤去作業が行われた。工場跡地には4億元(約64億円)もの資金を投入して1万人規模の職業技術学校が建設される予定だという。(翻訳・編集/藤野)

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