2015年5月25日、韓国・国民日報は、朝鮮半島の出身者に対する強制労働が行われた場所を含む日本の近代産業施設のユネスコ世界遺産登録問題で、ユネスコの諮問機関・イコモスが、同施設を「産業革命遺産」ではなく「産業化遺産」に格下げしたと報じた。

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ユネスコが15日、公式ホームページに公開した世界文化遺産登載決定文によると、イコモスは日本の近代産業施設について、基準2(重要な価値観の交流を反映)と基準4（歴史上の重要な段階を物語る例証）に該当するとしている。日本政府は、この二つの基準とともに、基準3（伝統・文明の証拠として無二の存在）にも該当すると申請していたが、同項目は棄却された。さらに、イコモスは同施設を説明する際、「産業革命」ではなく「産業化」という表現を使っているという。

また、韓国メディアは、イコモスが同施設を、「明らかに軍事的必要によるもの」と強調している点にも注目している。世界遺産登録を通して、日本の帝国主義・軍国主義の侵略の歴史が、さらに浮き彫りになる可能性が高いと伝えている。

これについて、韓国のネットユーザーはさまざまなコメントを寄せている。

「日本が自ら墓穴を掘っている（笑）」

「ユネスコが自ら行ったことであって、韓国政府の力ではないだろう」

「同施設は遺産と呼ぶ価値がない。すぐに爆破してもいいくらいの恥ずかしい歴史の産物だ。そのようなものを自慢し、世界遺産登録を目指すだなんて…。日本のレベルの低さが分かる」

「登載されたという点に注目。日本の金の力はすごい」

「結局、韓国政府が同遺産の世界遺産登録を阻止できなかったということ。韓国政府は世界で一番無能だ」

「いくら日本が金を持っていたとしても、金で歴史を消すことはできない」

「日本の残酷さを知らせるために、戦犯施設として登録しよう」

「産業革命遺産でも産業化遺産でも関係ない。登録されることに意味があるのだから」（翻訳・編集/堂本）