謎の解明は持ち越し?始皇帝陵に眠る巨大地下宮殿「当面発掘せず」―陝西省西安市

Record China    2007年9月1日(土) 22時1分

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2007年8月31日、陝西省西安市の始皇帝陵について、関係者は「遺跡の現状を維持するため、当面いかなる発掘計画もない」と言明した。皇帝陵の地下には巨大地下宮殿の存在が確認されているが、全容解明は持ち越しとなりそうだ。

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2007年8月31日、陝西省西安市の始皇帝陵について、兵馬俑博物館の曹ウェイ(ザオ・ウェイ)副館長は「遺跡の現状を長期的に維持するため、当面いかなる発掘計画もない」と言明した。皇帝陵の地下には巨大地下宮殿などの存在がすでに確認されているが、発掘による全容解明は持ち越しとなりそうだ。

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2002年、中国政府はまだ謎の多い始皇帝陵について、遠隔探査技術などを利用した調査を実施。その結果、巨大な地下宮殿と墓室の存在が確認された。しかし、本格的な発掘を始めれば遺跡の現状維持は難しく、ダメージを与えることにもなりかねない。そこで将来、技術的な条件が整うのを待って発掘するとの方針が固まった。

その時期について曹副館長は「少なくとも私が生きている間には(発掘は)ないだろう」と、かなり先になるとの見通しを示した。(翻訳・編集/KT)

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