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2007年8月下旬、蘭州市で中国全国の公安機関出入国管理の実務担当者の会議が開かれた。席上、不法な出入国活動の取締り体制強化、外国人の国内の「実勢人口」としての総合管理等の方針が討議された。
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2007年8月28、29日の両日、蘭州市で中国全国の公安機関出入国管理の実務担当者の会議が開かれた。席上、非合法な出入国活動の取締り体制を強化するほか、外国人を国内の「実勢人口」として総合的に管理する―などの方針が示され、討議が行われた。
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出入国管理の強化では、出入国者の身分確認とそれに基づく情報の通報を徹底し、段階的に全国をネットワーク化した不法出入国者の監視体制を整備していく、との案が示された。
また、中国国内に滞在する外国人の総合的な管理を目指し、1ビザ発行や居留許可政策の見直し2外国人を国内の「実勢人口」としてカウントする―などの具体策も検討された。
中国では、経済発展の副産物として国境をまたいだ犯罪組織の暗躍にも悩まされており、今回の会議もそうした当局の危機意識を反映したものと見られる。(翻訳・編集/KT)