ジャ・ジャンクー監督「山河故人」に5分間もの拍手、映画に隠れた「政治色」は否定―カンヌ映画祭

Record China    2015年5月21日(木) 13時55分

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19日(現地時間)、開催中の第68回カンヌ国際映画祭で、コンペティション部門に出品されたジャ・ジャンクー監督の「山河故人」が上映された。

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2015年5月19日(現地時間)、開催中の第68回カンヌ国際映画祭で、コンペティション部門に出品されたジャ・ジャンクー(賈樟柯)監督の「山河故人」が上映された。聯合報が伝えた。

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今年のカンヌでは、功労賞「ゴールデン・コーチ賞」を授与されたジャ・ジャンクー監督。作品がカンヌのコンペ部門にノミネートされるのは今回で4回目となり、前回のカンヌでは日中合作映画「罪の手ざわり」が脚本賞を受賞している。

「罪の手ざわり」が中国で上映禁止となったことから、最新作の「山河故人」は海外でどのような評価を受けるのか、熱い注目を集めている。19日、現地で行われたフィルム上映では、観客のスタンディング・オベーションと5分間もの拍手を受けた。

これまでの作品と同じく、「山河故人」でも中国国内の貧富の差、都会と地方の大きな格差が浮き彫りにされている。さらに同作では、男女3人、親子3人といった「三角関係」の描写がメーンとなり、これは中国と香港または台湾といった政治的・国際的な問題の比喩ではないのかとの声もある。

これについてジャ監督はインタビューで、「自分が撮りたかったのはあくまで単純なラブストーリー。それ以上のことは考えていない」とコメント。しかし、「監督の立場としては、観客にいろいろと連想してほしい。あらゆる方面への連想が生まれるということは、作品自身に啓発の力があるということだ」とも語っている。(翻訳・編集/Mathilda

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