2015年5月24日、韓国・マネートゥデイはこのほど、韓国に帰化した外国人らが、日常生活や職場で差別など不当な扱いを受けていると伝えた。

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韓国に帰化した外国人の多くは、まず外見の違いから不当な差別を受ける。大変な苦労の末に韓国国籍を取得しても、彼らを外国人として見る視線は変わらず、年齢を無視したタメ口や暴言、偏見から苦痛を感じることが少なくないという。また、アジア系の帰化人に対する偏見はより深刻だ。2012年にカナダ人と英国人と3人で店を開いたAさんは「（アジア系の）私だけ『おまえの国にタクシーはあるか？』などの質問をされる」と語った。

職場にも差別は残っている。2005年に日本から帰化したBさんは、企業の面接で何度も差別的な発言を聞いた。ある面接官は「国籍が韓国であることと韓国人であることは違う」と発言したという。

この他にも、賃金の不払いや脅迫など、不当な扱いはあらゆる場で繰り返されている。韓国国籍を取得しても、むしろ「異邦人」という烙印（らくいん）は消えなかったとし、差別から逃れるために韓国を去る帰化人も出ている。

これについて、韓国のネットユーザーからはさまざまなコメントが寄せられている。

「韓国ほど閉鎖的で差別がひどい国はない。テレビで見たけど、白人にはものすごくよくするのに、黒人にはひどい差別をする」

「色眼鏡で見るのはやめよう」

「ごめんなさい、としか言いようがない」

「韓国に嫁いできたベトナム人女性は、子どもを産んで韓国国籍を得たら、10人中9人がためらいなく韓国を去っていく」

「不法滞在者はみんな捕まえて追放すべきだ」

「なぜそれでも韓国に来るかって？韓国は外国人労働者には天国なんだって。日本では、日本人の半分しか賃金を払わないらしいけど、韓国では70％くらいは払っている。外国人がお金を稼ぐのには最高の国なんだ」

「移民政策の問題だと思う。たくさん帰化させて、かなりの恩恵も与えてるから、帰化した人たちをよく見ようとしても難しい」

「韓国人も外国で帰化したら苦労するらしいね」

「同じ韓国人同士でも差別がある」

「韓国で差別に遭っても仕方なく暮らしてる人も多い。帰化した人たちは、嫌だったら帰る場所があるでしょう？」（翻訳・編集/和氣）