中国で新鮮な空気を求める「洗肺ツアー」が人気に、しかしそこで待っていたものは…―英紙

Record China    2014年11月27日(木) 18時21分

拡大

26日、大気汚染によって各地に広がっているスモッグの影響で、中国では「肺を洗う旅」が注目されている。写真はラサのチベット鉄道沿線。

(1 / 6 枚)

2014年11月26日、中国紙・参考消息(電子版)によると、大気汚染によって各地に広がっているスモッグの影響で、中国では「肺を洗う旅」が注目されている。

その他の写真

中国の都市部では大気中に浮遊する汚染物質によって見通しが著しく低下した状態が続いている。フィナンシャル・タイムズは24日、「新鮮な空気を吸うためだけのために、車を5時間走らせた」との記事を掲載。筆者は1カ月半の間に二度「肺を洗う旅」を行ったが、中国人の間でも「肺を洗う旅」に出掛ける人が増えている。

ある大手旅行会社は、通常であれば10月末から11月初旬は閑散期にあたるが、今年はスモッグから逃れることを目的にしたツアーが人気を呼び、参加者は前年よりも20%増えたとしている。

旅行先としては、海南省三亜市、チベット自治区ラサ市、浙江省舟山群島(諸島)などが人気となっている。舟山群島の大気汚染指数は上海の10分の1で、現地政府は「グリーンツーリズム」をアピールしている。

フィナンシャル・タイムズ記事の筆者も舟山群島へ逃れ、のどが痛くならない空気を満喫した。ところが、海辺を散歩していると目に飛び込んできたのは、ひどい悪臭を放つ廃水が海へ垂れ流されている光景だった。現地政府はこうした状況を規制してから「グリーンツーリズム」をアピールすべきだったのではないだろうか。(翻訳・編集/岡田)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携