日本統治の名残を撤去するのに、なぜ心が痛む?=「建物の解体には、何の意味もない」「韓国そのものが日本の名残だ」―韓国ネット

Record China    2015年5月17日(日) 18時20分

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16日、韓国・オーマイニュースは、日本占領時代に建設された国税庁別館が78年ぶりに撤去され、市民に返還されることになったが、古い文化遺産の撤去を惜しんで反対する声も多いと報じた。写真はソウル市議会議事堂。

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2015年5月16日、韓国・オーマイニュースは、日本占領時代に建設された国税庁別館が78年ぶりに撤去され、市民に返還されることになったが、古い文化遺産の撤去を惜しんで反対する声も多いと報じた。

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恩平歴史韓屋博物館の黄平雨(ファン・ピョンウ)館長は、「日本の名残を見て、私たちの過ちを反省することにも意味がある」とし、「建物の価値をより慎重に考えなければならない。ソウル市が朝鮮総督府庁舎の抜け殻として、(その価値を)あまりにも一方的に押し付けている」と指摘した。

ネットユーザーからも撤去を惜しむ意見が寄せられている。「その建物が、解体してはならない唯一無二の歴史的意義を持つとまでは、全く考えていない。しかし、『日本の名残』のように、ただ一つの価値判断が込められた言葉が飛び交い、それによって、この建物が壊されるのは防がねばならない」とする主張や、「朝鮮総督府逓信局庁舎の、その素敵な姿を、愚かにもペンキで塗ってしまい、勝手に外観を修正したと思ったら、こんどは撤去までしようとしている」「日本なら徹底的な検証を行い、元の姿に復元し、朝鮮の逓信事業が胎動していた貴重な歴史を持つ博物館としたろう」などと、撤去を残念がる声もあった。

ソウル市は11日、「光復70周年記念事業計画」の詳細案の一つとして、「世宗一帯の歴史、文化特化空間づくり事業」を発表し、国税庁別館を撤去することになった。国税庁別館は、1937年に日本が徳寿宮の権威を低下させるため、朝鮮総督府逓信局庁舎として、徳寿宮の隣に建てたもの(地上4階、地下1階建て)。

この報道に、韓国のネットユーザーから多くの意見が寄せられている。以下はその一部。

「撤去を惜しむのは親日派だ。日本人より親日派の方が嫌いだ」

「建物の解体は、何の意味もない。むしろ歴史的価値のある建物として保存すべきだ。親日派清算が真の日本の名残の清算だ」

「韓国そのものが日本の名残だ。韓国を米国に吸収統一すれば、解決する」

「あるのかないのか分からないような建物の解体まで日本占領の名残として、その撤去を宣伝するのか。そんな意味のないことより売国奴たちを撤去しろ」

「これより他に撤去しなければならないものがあるだろう」

「心が痛いのは、日本占領時代が懐かしい者たちだけだ」

「いくら日本の名残だとしても、建物自体の保存価値をよく研究してみる必要がある。単に、ポピュリズムに従い、むやみに解体し、血税を無駄にしてソウルの中心部に使い道のない建物を建てるのは間違っている」

「ただ、昔の名残を全て消してしまえばよいという訳ではない。過去を忘れてしまった民族に未来はない」

「壊れてもいない建物を、なぜ撤去する」

「韓国は、自国の重要文化財もまともに管理できないのに、そのような建物を保存するなんて、欲張りなことだ」(翻訳・編集/三田)

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