中国の富裕層が爆買いを卒業?シンプルライフ求め、ブランド服も高級バッグも「もう必要ない」―香港メディア

Record China    2015年5月17日(日) 13時42分

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11日、中国の若い富裕層の間で、享楽的な生活を考え直し、「断捨離」を実践する人が増えている。

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2015年5月11日、香港紙サウスチャイナ・モーニング・ポストによると、中国の若い富裕層の間で、享楽的な生活を考え直す人が増えている。13日付で中国紙・参考消息(電子版)が伝えた。

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32歳のある女性会社員は、「以前は衣類や靴、バッグの購入に毎月多額のお金を使っていた」と話す。高級ブランド品を買っても身につけて外出する機会は思っていたより多くなく、それを収納する場所を考えたり、維持したりすることに悩まされ、生活を変えることを決めた。2年余りかけて100着以上の服や生活用品を人にあげたりして処分したという。

中国の富裕層はここ数年大きな購買力を示してきたが、徐々に「生活する中で本当に必要な物は何か」を考え、ごくシンプルなライフスタイルを求める傾向が強まっている。長江商学院の専門家は、「富裕層の多くは過去に貧しい時代を過ごしたことから、財産を成功の証しとしたがる。しかし、それが負担になっていたり、自らの立場を示すわけではないことに気づき、それぞれの価値観があっていいと思えるようになる」と話す。

「かつて部屋は数百着の服と壁一面の本で埋もれていた」という男性は、「物を捨てることがシンプルライフの第1歩」と話す。より有意義な生活を送ることが目的で、現在は無駄にしていた時間で旅行に行き、電子書籍を読んでいるという。

日本で流行した「断捨離」が2013年に中国にも紹介され、大きな話題となった。「生活の中から不要な物を減らし、調和の取れた生活や人生を送る」という考えは中間層に強い共感を呼んだ。(翻訳・編集/岡田)

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