M・ジョーダン氏「名前を無断使用された」?中国メーカーとの訴訟でまた敗訴―中国

Record China    2015年5月14日(木) 21時35分

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12日、NBAの歴史に残るスーパースター、M・ジョーダン氏が中国メーカーを相手取り、「名前や肖像を無断で借用された」として同社を訴えていた問題で、中国の裁判所は一審の判決を支持し、この訴えを棄却したことが分かった。写真は訴えられたメーカーの販売店舗。

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2015年5月12日、米プロバスケットボールリーグNBAの歴史に残るスーパースター、マイケル・ジョーダン氏が中国スポーツ用品メーカーを相手取り、「名前や肖像を無断で借用された」として同社を訴えていた問題で、中国の裁判所は一審の判決を支持し、この訴えを棄却したことが分かった。財経網が伝えた。

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訴えられたメーカーは、中国のスポーツ用品メーカー「喬丹(チャオダン)体育」。そもそも社名に冠した「喬丹」からして、「ジョーダン」の音訳語である。同社はロゴマークにも現役時代のジョーダン氏のシルエットを彷彿とさせるイラストを使用。また、同氏の背番号として知られる23番を付した衣類を販売していることもあり、多くの消費者は自然とジョーダン氏を連想することになるだろう。2012年2月、ジョーダン氏は「無断で氏名と肖像を使用され、精神的損害を被った」として中国の裁判所で訴訟を起こした。

現在、関連の訴訟は78件に上っている。うち、32件に関してこのほど北京高級人民法院(高裁に相当)は、原告の訴えを棄却した。ジョーダン氏の代理人を務める弁護士は「判決内容は誠に遺憾」と不満を表明し、最高人民法院(最高裁に相当)に上訴する構えを見せている。ジョーダン氏は「私は中国の法律を尊重する。また、中国の法律が私の合法的権利を守り、消費者をミスリードから守ってくれると信じている」とコメントした。

「喬丹体育」は2000年に福建省で設立され、中国では相応の知名度を有するアパレルメーカー。同社の言い分としては、「『喬丹』はあくまで一般的な人名『ジョーダン』の表記法のひとつであり、必ずしもマイケル・ジョーダン氏個人と結びつけられるものとは限らない」としている。

3年あまりも続くこの訴訟騒動。しかし、商標に関する同様の訴訟では前月にも、米スポーツ用品メーカーのニューバランス社が中国現地の関連企業に敗訴している。(翻訳・編集/愛玉)

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