「韓国に二度と来なくなるだけでは済まない」と危機感、韓国観光業の問題点とは?―韓国紙

Record China    2015年5月14日(木) 1時48分

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11日、韓国・朝鮮日報は、韓国の無許可で営業するホテルに対する印象の悪さが中国人観光客のリピート率低下を招いていると伝えた。写真はソウルの繁華街。

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2015年5月11日、韓国・朝鮮日報は、韓国の無許可で営業するホテルに対する印象の悪さが中国人観光客のリピート率低下を招いていると伝えた。12日付で環球時報が伝えた。

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今年の春節期間中に妻と共にソウルを訪れた陳(チェン)さんは、市の中心部にあるホテルを予約したが、とんでもない状況に遭遇した。初日にトイレの便器が故障したが誰も修理してはくれず、夫婦は2日間にわたって同じ建物内の店舗のトイレを利用するはめになった。

実は、陳さんが予約していたのは許可を受けたホテルではなく、ネット上で自分が所有している住宅などをホテルとして貸し出す「無許可ホテル」だった。陳さんに部屋を貸した人物は「春節の間は私も実家に帰っていて、しっかりと管理ができなかった。申し訳ありません」と謝罪した。陳さんは納得したものの、やはり「不快だった」との評価を下した。

こうした違法な宿泊施設が問題となるケースは年々増加している。今年2月に発表された2014年度の外国人観光客の苦情に関するデータでは、宿泊施設に関する苦情が118件となっており、2012年の86件から大きく増えている。

訪韓する中国人観光客は増えているが、リピート率は年々下がる一方だ。文化体育観光部によると、2010年の中国人観光客のリピート率は37.4%だったが、2013年には25.8%に下がった。韓国観光ホテル業協会の事務局長は、「ホテルは観光の基本となる施設。観光客がホテルに不満を抱けば、韓国に二度と来なくなるだけでなく、韓国全体に対するイメージも大きく損なわれる。関連機関は無許可ホテルに対して適切な措置をとるべきだ」と話している。(翻訳・編集/北田

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