自衛隊とフィリピン海軍が南シナ海で合同訓練=中国メディアは「中国の海洋活動を視野に入れている」と指摘

Record China    2015年5月12日(火) 12時40分

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12日、環球時報は、日本の自衛隊がフィリピン海軍と南シナ海で実施する合同訓練について、中国の海洋活動を視野に入れたものだと指摘した。写真は南シナ海。

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2015年5月12日、環球時報は海外メディアの報道を引用し、日本の自衛隊がフィリピン海軍と南シナ海で実施する合同訓練について、中国の海洋活動を視野に入れたものだと指摘した。

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自衛隊とフィリピン海軍は12日、中国とフィリピンが領有権を争う南シナ海で初めて合同訓練を実施する。これについて、フィリピン側は「中国が南シナ海で行っている施設建設とは関係ない」と強調するが、ロイターは「訓練の性質について言えば中国を過度に憂慮させることはないだろう。しかし、自衛隊の艦船が南シナ海に現れるということは日本がこの地域に関心を持っていると受け止められる。中国を激怒させる可能性は高い」と指摘している。

フィリピン側は日本との訓練について、「スービック湾付近のフィリピン海域で実施する。自衛隊は計600人が乗った駆逐艦2隻を投入する」と説明し、突発的状況に備えた共助体制を構築するとした。また、中国と争っている領有権問題との関係については、これを否定した。

一方、ロイターは日本の関係者の「訓練の場は、中国とフィリピンがそれぞれ領有権を主張するスカボロー礁から遠くない」とのコメントを紹介。「日本はこの地での領有権争いに加わっていないものの、中国が支配力を強めることで日本の重要な海上ルートがコントロールされることを懸念している」とした。

また、AFP通信は「中国が南シナ海で積極的に領有権を主張する中、フィリピンは同じ地域の盟友とより緊密な関係作りを模索した」と指摘している。(翻訳・編集/野谷

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