初の中学生と宇宙飛行士との対話、成功に隠された苦労話―中国

Record China    2007年8月28日(火) 8時5分

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8月26日、大成功だった南京三中の生徒と宇宙飛行士との通信。その裏にはたくさんの苦労や大勢のボランティアの協力があったことが明らかにされた。

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2007年8月27日、昨日南京三中の生徒と宇宙飛行士との通信が大成功し話題になったが、その成功の裏にはたくさんの苦労や大勢のボランティアの協力があったことが明らかになった。

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南京三中の校長先生は、イベント終了後の挨拶の原稿を2種類、つまり通信成功用と失敗用を用意していたと告白。ARISS(NASAが行っている青少年向け科学教育プログラムのひとつ)の担当者も、これは実験であるため、成功するかどうか保証はできないと言っていたらしい。また、同校では今回の通信のために16万元(約240万円)もする超短波通信設備を購入。費用は主に南京市科協、教育局が負担した。

また、当日、英語での通信をスムーズに行うことができるようにと、アメリカ人とドイツ人が翻訳ボランティアとして参加。加えて通信成功に大きく貢献したのが南京市の14名の無線愛好家たちから成る技術スタッフ。さらに、北京、香港、イギリス、アメリカの無線愛好者からも様々な形での後押しがあったという。あるボランティアは、「ARISSに国籍はない」と語った。

南京三中の王先生は、今回の通信に同校が選ばれた理由について、これまで中国はARISSのこうした活動にそれほど積極的ではなかったが、2005年に南京三中が南京市の無線愛好家とともにARISSのアジア本部に参加申し込みを提出したところ、今年になってからやっと正式な参加通知が来たと語った。通信の正式な日時が決まったのは、わずか10日前だったのだそうだ。(翻訳・編集/BA)

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