2015年5月2日、新華網は記事「中国人観光客のマナー違反行為にニュージーランドが“ツッコミ”」を掲載した。美しい自然で知られるニュージーランドを、多くの中国人観光客が訪問しているが、ごく一部のわがままな旅行客が引き起こした問題が、中国人の評判を台無しにしている。

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旅行ガイドの張さんは、中国人観光客のわがままに振りまわされて大変だと語る。航空会社が荷物を積み忘れ、後の便に届けられることに、ある中国人旅行客が大騒ぎ。航空会社は買い物費用の一部を負担すると申し出たがそれではあきたらず、荷物紛失の証明書を出せと主張。紛失ではなく遅延なので証明書は出せないというと、証明書をもらわない限りガイドにチップは払わないと言い放ったという。

ホテルを困らせるのは中国人の喫煙者だ。ニュージーランドではほとんどのホテルが全室禁煙だが、そんなことは気にせずにタバコを吸う人がいるという。備え付けのコップを灰皿代わりにしたり、じゅうたんに灰をまき散らしたりと好き放題だ。

マナー違反というレベルですまないのが交通安全。レンタカーを借りる旅行客も多いが、自由気ままな車線変更や追い抜き、信号無視といった中国式交通ルールで大暴れ。今年初頭には道路のど真ん中に車を止めて記念撮影し大渋滞を引き起こした中国人が、新聞一面を飾っている。（翻訳・編集/増田聡太郎）