2015年4月30日、韓国・朝鮮日報によると、27日にハーバード大学ケネディスクールで行われた安倍晋三首相の講演中、ある韓国系学生が「日本政府はなぜ数十万人もの慰安婦を強制連行した事実を認めていないのか」と質問した。

【その他の写真】

ジョセフ・チェ（韓国名：チェ・ミヌ）さんは「挑発的な質問だったらすみません」と述べた後に、「旧日本軍と政府が慰安婦連行に関わった証拠があるのにもかかわらず、なぜ日本政府はいまだにその事実を認めていないのですか」と、「性奴隷」という直接的な表現を使って質問した。

これに対し、安倍首相は「人身売買の犠牲になった方々のことを考えるたびに、とても胸が痛む」と遺憾の意を表明。慰安婦問題に対する謝罪やおわびの言葉はなかった。

講演後、チェさんは「26日に行われた元慰安婦との懇談会に参加し、元慰安婦のつらい経験を聞いてとても胸が痛んだ。慰安婦問題について質問するためにわざわざ講演会に参加した」と述べた。

これについて、韓国のネットユーザーは以下のようなコメントを寄せている。

「韓国の政治家よりも賢くて立派だ。彼の未来は明るいだろう」

「韓国の大統領になってくれないかな？」

「逃げ続ける安倍首相を一発で仕留めた！この学生の名前を一生忘れない！」

「安倍首相がソウル大学に来ても、誰もそんな質問はできなかっただろう」

「オバマ大統領にもガツンと言ってほしい！」

「将来が楽しみだ！韓国の救世主になってくれる気がする！」

「彼が韓国に戻って来た時、失望しないか不安だ」

「賢くなりたければ、やっぱり韓国を出るべきだな」

「朴大統領は恥かしくないのか？」（翻訳・編集/堂本）