中国動画サイト大手、アニメ「SLAM DUNK」の著作権保護をめぐり初の勝訴判決―中国

Record China    2015年4月28日(火) 19時59分

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28日、中国の大手動画サイト「捜狐視頻(SOHU)」は、日本のアニメ「SLAM DUNK」を複数のサイトが許可なしに無断で配信した著作権侵害行為の賠償請求の訴訟案件をめぐり、北京市海淀区人民法院の一審判決で勝訴したことを発表した。資料写真。

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2015年4月28日、中国の大手動画サイト「捜狐視頻(SOHU)」は世界図書・著作権デーを控えた今月25日、独占配信契約を結んでいる日本のアニメ「SLAM DUNK」を複数のサイトが許可なしに無断で配信した著作権侵害行為の賠償請求の訴訟案件をめぐり、北京市海淀区人民法院(地裁)の一審判決で勝訴したことを発表した。これは、2014年末から日本アニメに対する著作権保護特別キャンペーンを開始して以来、日本アニメ作品の著作権保護に対する勝訴を勝ち取った初の案件となったほか、業界内における日本アニメ著作権保護で勝訴した初めての判例となった。新華網が伝えた。

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捜狐視頻は、日本アニメの独占配信権を獲得して以来、監視や手紙、電話などを通して行政と協力しながら告訴や民事訴訟などのいくつかの手段を用い、海賊版撲滅キャンペーンを展開してきた。4カ月にわたる継続的な行動によって、捜狐視頻が独占配信権を得た日本アニメの違法動画がアップロードされているリンク先が年初の7000以上から現時点では800にまで減少した。昨年12月、1部サイトが無断で、日本アニメ「SLAM DUNK」を配信する著作権侵害行為を行ったことで、捜狐視頻は作品情報オンライン伝播権侵害を理由に訴訟に踏み切った。独占配信権の侵害行為に対し、捜狐視頻はすでに証拠を押さえており、侵害行為を行ったサイト十数サイトのアニメ作品、数百作・回の公証を行った。

日本アニメの著作権状況は複雑なため、国外の証拠を押さえるのが難しく、また著作権を所有する日本側が日本アニメの著作権保護の訴訟を行うのは極めて稀なため、多くのサイトが著作権を侵害していることを明らかに認識しながらも無断で配信し続けている。捜狐視頻は、これに対して専門のプロジェクトチームを立ち上げて研究を進めながら、国内外の関連証拠を集めて整理し、初めて大規模な著作権保護を巡る訴訟を起こした。日本アニメの著作権侵害の案件が初めて勝訴したことにより、長期にわたり配信を止めず、何度も著作権侵害を行うサイトに対して、捜狐視頻は、さらに訴訟を含めたさまざまな手段を用いて、日本アニメの著作権保護活動を強化していく。(提供/人民網日本語版・翻訳/MZ・編集/武藤)

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