安倍首相「日本は“村山談話”含む歴代政府の歴史認識を引き継ぐ」、習主席「日中は交流を進め相互理解深めるべき」=日中首脳会談―中国中央テレビ

Record China    2015年4月22日(水) 23時54分

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22日、中国中央テレビによると、インドネシアのジャカルタで開かれているアジア・アフリカ会議で、日本の安倍首相と中国の習近平国家主席が会談を行った。資料写真。

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2015年4月22日、中国中央テレビ(CCTV)によると、インドネシアのジャカルタで開かれているアジア・アフリカ会議(バンドン会議)で、日本の安倍首相と中国の習近平(シー・ジンピン)国家主席が会談を行った。

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習主席は「日中関係を処理する大原則は、日中の4つの政治文書の精神に厳格に従い、両国関係が正しい方向に発展することを確保することである。昨年、双方が4つの原則に合意したことがこれを体現している。歴史問題は日中関係の政治基礎に関わる重大な問題。日本はアジアの隣国の懸念に真剣に向き合い、歴史を正視しているというポジティブな情報を対外的に発信してほしい」と述べた。

また、「日中双方は積極的な政策を推し進めなければならない。われわれは、日本と対話を強化し、信頼を増し、疑念を解いて、第4の政治文書の中の『日中が互いをパートナーとし、脅威とならない』という共通認識を、広く社会の共通認識に転化するよう努力することを望んでいる。双方は引き続き、各領域の交流を進め、両国国民の相互理解を深めるべきである」と強調した。

さらに、「平和、発展、協力、共栄は、すでに逆流困難な時代の流れになっている。中国は平和的発展の道を堅持する。日本には中国とともに平和的発展の道を歩み、世界と地域の平和と安定、繁栄に大きな貢献をしてほしい。両国の指導者は、これに責任を負うべきである」と指摘した。

一方、安倍首相は、「再び習主席とお会いできてとてもうれしい。私は日中関係改善を望んでいる。日中関係の発展は両国国民と世界の平和と発展に有益だ。日中両国の発展、相互に脅威とならないということにまったく同意する。日本は、昨年の4つの原則に基づき、両国の各領域での交流と対話を推し進め、両国国民の相互理解を深めることを望んでいる。日本はすでに、多くの場面で“村山談話”を含む歴代の政府の歴史認識を引き継ぐと約束している。この立場は変わらない。日本は引き続き、平和的発展の道を歩む決意だ」などと応じた。(翻訳・編集/北田

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